診療のご案内

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眼科一般

一般眼科…人体の中において眼の存在というのは小さなものです。しかし、人が外から取得するとされる情報のおよそ9割は眼から得るとされています。それゆえ、何らかの原因で視力機能が低下するようになるとQOL(quality of life:生活の質)も並行するように下がるようになります。つまり人が生活するにおいて、目の役割というのは欠かすことのできない組織の一つとも言えます。

本人の自覚症状がないままに視力が大きく低下することや、視野狭窄(視野が狭くなる)が起きていたということが珍しくありません。そのため、早期発見・早期治療が肝心です。これといって目に異常はないという方でも定期的に眼科で診察を受けていけば、早期に目の疾患を発見することができたり、その進行を早めに食い止めることが可能になります。多くの場合、目の症状が出てから眼科に通う方がほとんどですが、その前から通うことができれば患者様ご自身の負担もぐっと減ることになると思われます。

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小児眼科

斜視・弱視・三歳児検診と就学時検診の二次検診小児眼科とは目が完全に発達していない時期の治療です。小児眼科において最も大切なことは「早期発見と早期治療」です。小児眼科は成人の眼科と役割が少し異なります。成人の眼科は目の疾病を治療することを主な目的としています。それに対して小児眼科は、目が完全に発達していない時期の治療となり、成人になった時に正常な目の働きが出来るようにすることが目的となります。大人の視力とほぼ同程度に発達する年齢は6歳と言われており、それまでにお子様の目の状態をしっかりとチェックする必要があります。
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白内障

水晶体というレンズの役割を果たす組織が混濁する病気を白内障と言います。水晶体が濁り始めると、水晶体で光が散乱するため、霞んだり、物が二重に見えたり、まぶしく見えるなどの症状が出現し、進行すれば視力が低下し、眼鏡でも矯正できなくなります。原因として多いのが加齢によるもので、早い人では40代から、80代では100%の人で白内障を発症しています。
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緑内障

緑内障は目の奥にある視神経が障害され視野(見える範囲)が狭くなる病気です。初期の段階では自覚症状がほとんどないため、自分が緑内障であることに気づきません。見えにくさに気づいた時には病気はかなり進んでしまっていることもあります。日本においては緑内障が病気による失明原因の第1位となっております。
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糖尿病網膜症

糖尿病網膜症は、糖尿病腎症・神経障害とともに糖尿病の3大合併症のひとつで、我が国では成人の失明原因の上位に位置します。糖尿病になってから数年から10年以上経過して発症するといわれていますが、かなり進行するまで自覚症状がない場合もあり、まだ見えるから大丈夫という自己判断は危険です。糖尿病の人は目の症状がなくても定期的に眼科を受診し、眼底検査を受けるようにしましょう。
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結膜炎

白目の表面を覆っている半透明の膜を結膜といい、ここに炎症を起こす病気を結膜炎といいます。症状としては、白目の充血、眼脂(めやに)などがあります。細菌性、ウイルス性、アレルギー性の結膜炎があるため原因に合った治療が必要になります。
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アレルギー

アレルギーとは、自己以外の物質(アレルゲン、抗原)に異常に強い生体防御反応を起こすことで、アレルゲンとしては花粉・コンタクトレンズ・ハウスダスト・食べ物・動物との接触など、多岐にわたります。治療としては抗アレルギー剤の点眼や内服が中心となりますが、症状が強い場合にはステロイドの点眼を併用することもあります。
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ドライアイ

まばたきの回数が減少して涙の量が減っている場合、目がゴロゴロしたり、目がかすむ、目が充血しやすいというようなドライアイ症状が出現します。目の乾きだけでなく、涙目になるのもドライアイの症状です。日本では800~2,200万人のドライアイ患者さんが存在するといわれ、その数も年々増加傾向です。ドライアイの多くは点眼薬により治療することが可能です。
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人間ドック二次検診

会社の健康診査によって内容はそれぞれ異なりますが、視力・眼圧・眼底写真を検査することが多いようです。検査の結果によっては、重大な病気の早期発見につながることもあるため、異常を指摘された場合には早めに受診してください。
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眼鏡処方

眼科での眼鏡処方は、単純に度数をはかるだけでなく、視力低下の原因を検査・診察した上で、処方をおこないます。視力低下の原因として、怖い病気が潜んでいないか、あるいは治療が可能なものであるかを見極めて、適切なアドバイスをおこないます。
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コンタクトレンズ処方

コンタクトレンズは、レンズを眼球に装用することで視力矯正を行います。裸眼では網膜にピントが合わない状態でも、網膜にピントが合うようにコンタクトレンズが光の屈折を調節してくれます。コンタクトレンズは現在の薬事法では、「クラスIII」の「高度管理医療機器」に分類されているため、使用される方は定期的な眼科の受診が必要になります。
近視進行抑制プログラム(自由診療)

近視進行抑制プログラム
(自由診療)

近年の文部科学省学校保健統計(令和元年度)によると、裸眼視力1.0未満の割合は、幼稚園26%、小学校35%、中学校57%、高等学校68%と報告されており、その大部分は近視および近視性乱視によるものです。将来、強度近視(-6D以上)に伴う近視性黄斑変性症・網脈絡膜萎縮・緑内障・白内障等の重篤な視力障害や失明が懸念されていることから、近視の進行を抑制することが重要と考えられています。
近視進行抑制の薬物的アプローチが、低濃度アトロピン点眼です。アメリカの眼科学会(2012年)では約60%の方に近視進行抑制効果が得られたと報告があり、また台湾やシンガポールでは近視進行抑制の標準的治療となっています。治療の対象は小学校低学年以上の近視の方で、眼鏡を装用中のお子様も低濃度アトロピン点眼治療を継続することで、近視の度数が強くなっていくのを最小限に抑えることができます。
低濃度アトロピン点眼は1日に1回就寝前に両眼に1滴ずつ点眼します。1本を1ヶ月でご使用ください。初回は1本処方し副作用などがないか確認し、以降3ヶ月毎の院内処方となります。3ヶ月毎に、近視の度数、視力、副作用の有無、その他眼の健康状態を確認していきます。
費用について(税込)
初回診察代

2,200円◎点眼代/1,640円

2回目以降の
定期検査代

1,650円◎点眼代/1,940円

オルソケラトロジー(自由診療)

オルソケラトロジー
(自由診療)

近年の文部科学省学校保健統計(令和元年度)によると、裸眼視力1.0未満の割合は、幼稚園26%、小学校35%、中学校57%、高等学校68%と報告されており、その大部分は近視および近視性乱視によるものです。将来、強度近視(-6D以上)に伴う近視性黄斑変性症・網脈絡膜萎縮・緑内障・白内障等の重篤な視力障害や失明が懸念されていることから、近視の進行を抑制することが重要と考えられています。
近視進行抑制の光学的アプローチとして、多焦点眼鏡・多焦点コンタクトレンズ・オルソケラトロジーがあります。オルソケラトロジーは就寝時に装用して近視を矯正するハードコンタクトレンズで、レンズを角膜上におき、角膜前面をやや平坦化させる事で近視を減らし裸眼視力を向上させる治療法です。長所は、可逆的(レーシックと異なり装用を中止すれば元に戻る)で、昼間は裸眼で過ごせる点です。当院で使用しているレンズは(株)αアルファコーポレーションが2009年4月に国内で始めて承認取得した角膜矯正用コンタクトレンズ【メニコンオルソK】です。
治療対象は①小学校低学年以上、②度数は-4.00Dまでを原則とし乱視度数は-1.50D以下③未成年者には成熟度に応じた説明と理解、保護者には徹底した管理と協力が必要④感染症予防として指示されたケアの実施、以上を守れる方です。初回の診察で適応検査を行い、実際にテストレンズを装用していただきオルソケラトロジーの効果が得られるか確認いたします。その後ご自身のレンズが届いてから2週間~1ヶ月間お試し装用をした後、継続されるかをご検討いただきます。レンズの寿命は約2年です。また3ヶ月毎の定期検査が必要です。
費用について(税込)
お試し装用

両眼55,000円

専用レンズの使用料・お試し期間中の
検査費用・初回ケア用品

治療継続費

両眼88,000円

専用レンズ代・1年間の定期検査代
破損交換保証(1年以内、片眼1回)
3ヶ月毎に交換するレンズケース

レンズの紛失
定期交換

1枚33,000円

2年目以降の
定期検査代

1回5,500円

初回以降のケア用品は別途費用が
かかります。

医療費控除の申請が可能ですので
領収書は大切に保管してください。